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支払い念書への捺印で一安心?? 2014.12.8 (月曜日)

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こんにちは、樋口です



引き続きついて書いていきます。

滞納督促の中で、家賃の支払いを念書などの書面で約束することがあるかと思います。

「これで期限までの支払いは確約された、一安心」と胸をなでおろしたのもつかの間、
期限が来ても支払いがないという経験はないでしょうか。

実際のところ、こういった書面の取り交わしが結果的に効力を発しないケースは少なくありません。


では、滞納者は一体どんな心理でこの支払い念書に印鑑を押すのでしょうか?

数々の滞納者のカウンセリングをしていると、こういった書面への捺印は、彼らにとって
「支払い督促の延期通知」のように捉えられているようです。

つまり、この日までに支払わなければ、という思いよりも、この日までは次の督促を受けなくて済むという発想になるのです。

これでは、本人の支払いの意思を正常化できておらず、根本的な解決に繋がりません。

この記事を書いた人

樋口次郎
倒産寸前から現在まで、個人商店から組織形態まで、新卒入社から営業統括責任者、取締役を経て、現在は常務取締役 兼 グループ会社の代表取締役社長として1つの会社でリアルに濃く実践中です。


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