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改めて考える家賃滞納との向き合い方Ⅱ 2014.06.16 (月曜日)

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こんにちは、樋口です。

先日の続きです。滞納保証へのリスクヘッジとして、借上まではいかなくとも、賃貸借契約開始時に家賃保証契約を不可していることが一般的です。家賃滞納トラブルの大半は、この家賃保証契約でカバーすることができます。

ところが、滞納でお悩みのオーナー様の賃貸経営の現状を拝見すると、こんな原因が見受けられます。いざ滞納が起こったとき、あらためて契約書を見てみたところ、何らかの理由で保証が更新されていなかった。あるいは何かの手違いで保証契約そのものが、 初めから深されていなかった。等々・・・〝うっかりしていた〟では済まされません。〝幸い入居者とはうまく話がついて解決の方向にむかっています〟

このようなことは、ラッキーなケースにすぎないのです。大きな滞納トラブルを想定すると、賃貸経営の中で、家賃保証の加入・継続に対しての認識を高く持つ必要があります。

 

滞納保証を疎かにすると、アンラッキーなケースだった場合、どのようなトラブルが想定できるでしょうか。入居者となかなか連絡がつかない。または、連絡はつくが、待ってほしいというばかりで、なかなか滞納状態が解消しない。こういったご経験をされた家主様も少なくはないことでしょう。さらにはこんな状態に発展する可能性もあります。気がついた時には、もう部屋に入居者の姿がない。それにも関わらず生活道具はどっさりと置いたまま。また自力救済しようにも、入居者と過度なトラブルに発展したらどうしよう。強行に督促したいが、逆恨みが怖くて何も出来ない・・・。そのような状態に陥ってはじめて、相談に来られるオーナー様は少なくありません。

しかし、ここまで進んでしまうと、一般的な管理会社でも解決は難しいと思われます。家主様ご自身では言うまでもありません。

 

リスクを避けるためには

次回へ続く...

この記事を書いた人

樋口次郎
倒産寸前から現在まで、個人商店から組織形態まで、新卒入社から営業統括責任者、取締役を経て、現在は常務取締役 兼 グループ会社の代表取締役社長として1つの会社でリアルに濃く実践中です。


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