空室対策(テナントリテンションとは2!?) 2011.08.4 (木曜日)

こんにちは、樋口です。
前回に引き続き、解約抑制(テナントリテンション)
大きく家賃が下がってきた中で、長く住んでくれている人の、家賃が高い場合が多々あります
たとえば、10年前の新築で、10万円で6戸のアパートがあったとします。
現在は、8万円で募集中。
となると、簡単な例として、
①新築当初からの2世帯が、10万円
②5年前の入れ替え2世帯が、9万円
③最近入った2世帯が、8万円
てなケースを想定します。
①の2家族の家賃をそれぞれ2万円ダウンしてあげた場合、短期的には、4万円×12か月=48万円のCFマイナスです。
しかし、結局入居者が入れ替わってしまうと、受取家賃はマイナスになってしまうって割り切って考えるべきかもしれません。優良な入居者であればなおさらです。家賃を下げずに、そのうち2家族が退去したとします。
となると、募集家賃は、8万円になってしまうし、空室を埋める費用として、空室期間が1か月出たとして、
8万円×2部屋=16万
募集の広告料8万×2部屋=16万
少なくてもプラス32万円の出費
となってしまいます。
人気のある地域でこんな感じなので、空室が2か月、募集広告料が2か月なら64万円の出費です
インターネットが発達した現在、自分が住んでいる家の現状家賃は遅からずわかるものです。
高い家賃で入ってくれている入居者がいつまで入居してくれているか??
他地域への引越しはしょうがないとしても、他の物件の家賃が安いからっての引越しは長期的には、マイナスかもしれませんね
では、今回もお付き合いありがとうございました
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不動産コンサルタントなFP社労士 樋口 次郎
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この記事を書いた人
樋口次郎
倒産寸前から現在まで、個人商店から組織形態まで、新卒入社から営業統括責任者、取締役を経て、現在は常務取締役 兼 グループ会社の代表取締役社長として1つの会社でリアルに濃く実践中です。
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