値下げか設備投資か? 2011.07.23 (土曜日)

こんにちは、樋口です。
賃貸物件の空室率が年々上がってきてます。
ちょっと前の統計で、全国平均が18%くらいでした。
空室対策のひとつとして、物件への設備投資か値下げかってところはいつも悩むところです
現状は、よっぽどでない限り、ちょっとした設備投資で家賃を値上げってのは難しいです。どちらかといえば、家賃を下げないための設備投資って観点が必要かもしれません。
たとえば、エアコンがない単身マンションで、2,000円の値下げ交渉が入った場合、エアコンを付ければ、2,000円下げなくてもOKであれば、設備投資をするべきです
エアコンであれば、リースで月1,000円ってとこです。
つまり、2,000円下げることを前提に考えれば、キャッシュフローでは、1,000円UPってことになります。
つまり、考え方は、家賃を5,000円下げるか、月5,000円(入居年数4年と考えると24万円くらい)の投資をするかって観点です。
家賃を安易に下げてしまうと、物件価値も目減りしてしまいます。
収益還元で考えると、
V(物件の価値)=I(収入)/R(キャップレート)
なので、I(収入)が減ると、物件価値が目減りしてしまいます。
とはいっても、、この緊急的不況下では、家賃を下げざるをえないことも多いんですがね
では、今回もお付き合いありがとうございました
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不動産コンサルタントなFP社労士 樋口 次郎
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この記事を書いた人
樋口次郎
倒産寸前から現在まで、個人商店から組織形態まで、新卒入社から営業統括責任者、取締役を経て、現在は常務取締役 兼 グループ会社の代表取締役社長として1つの会社でリアルに濃く実践中です。
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