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住宅ローン繰り上げ返済のデメリット 2011.04.28 (木曜日)

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こんにちわ。不動産コンサルタントなFP社労士の樋口です。


「繰り上げ返済」には、ローンの元金返済を前倒して元金を減らすことにより、その分の利息を減らす効果があります。繰り上げ返済の意識調査(東京スター銀行)では、住宅ローン保有者のうち、

42.6%が「繰り上げ返済の経験がある」
85.7%が「金銭的余裕の有無に関わらず繰り上げ返済を望んでいる」

 

繰り上げ返済の理由としては、

64.5%が「利息を減らしたいから」
11.8%が「借金は早く返す方がいいとなんとなく思うから」

だそうです。

 

住宅ローンの繰り上げ返済は、ライフプランを考える上でかなり有効です。特に「期間短縮型」の利息軽減効果はかなり大きいです。

基本効果は大きいという前提ですが、メリットがあればデメリットもあるので、そこをチェックしときたいと思います。

 

【デメリットPOINT】
1.手元の現金が減る
→先行き不透明な世の中、、生活費の1年分(最低半年分)は貯金として置いておきましょう。

2.団体信用生命保険の権利放棄
→確率は低いかもしれないですが、まさかに備えて、死がデメリットと認識を持つべきでしょう。

3.一度短縮すると、再延長はできない
→年収が下がっていくケースも想定しておくべきです。

 

住宅ローンの返済と借り入れ額は、預貯金とのバランスがもっとも大事です。
また、繰り上げ返済は「余剰資金」で行うことが大事です。繰り上げ返済の利息軽減効果だけに目を奪われることなく、預貯金とのバランスを重視し、計画的に行う事が重要です。

 

でも借金は早く終わらしたい!というのが本音ですけどね。。

この記事を書いた人

樋口次郎
倒産寸前から現在まで、個人商店から組織形態まで、新卒入社から営業統括責任者、取締役を経て、現在は常務取締役 兼 グループ会社の代表取締役社長として1つの会社でリアルに濃く実践中です。


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